事務所の位置の問題があって、僕の自宅を会社に賃貸することになりそう。
今本社がA地点、支社がC地点にあるんだけど、書類毎の為にここを行き来している時間がかなり勿体ない。
なんせ、その時間だけで往復1時間、渋滞していたら1時間半はかかるわけ。
これを中間地点に事務所Bがあれば、A地点からB地点に向かう人、C地点からB地点に向かう人に分ければ
各々30分の負担で済み、誰かが一方的に時間的不利益を被ることがない。という理屈らしい。
そこで出てきたのが僕の自宅。
ちょうど中間地点にあるので、非常に使い勝手が良い。
でも家賃を貰うならきっちり計算しておかないと後で痛い目に遭うのでしっかりと。
多分、この記事に辿り着いてくれた方は失礼な話クラス的には零細クラスの世の中で言われる「社長」とか「経営者」と呼ばれる人じゃないかと思う。
僕もそうだし、多分そのクラスの人が今回の「社長の家を賃貸にする」に興味があるんじゃないかと思う。
今回は社宅としてでは無くて、事務所・倉庫として貸し出すので、家賃は相場通りで良いんだろうけど、もし社宅として貸し出すなら、計算式があるのでご注意を!
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社宅として貸した場合(床面積が132㎡(木造以外の場合は90㎡)以下の場合)
もし社宅として会社が僕に貸すとした場合は下記のような計算式がある。
- その年度の建物の固定資産税の課税標準額×0.2%
- 12円×(建物の床面積悪/3.3㎡)
- その年度の敷地の固定資産税の課税標準額×0.22%
1~3を足すことで家賃を出すらしい。
- 3,493,874円×0.2% 6,988円
- 12円×(64.32㎡÷3.3㎡) 233円
- 184,196円×0.22% 405円
6,988+241+405=7,626円
めっちゃ安いやん!?
家賃4万で75%を賃貸
75%(3/4)の部分について40000円で貸し出したとした場合。
収入の部
40000円×12か月=48万円
支出の部
- 固定資産税 62900円×3/4 47175円
- 火災保険料 15120円×3/4 11340円
- 他維持修繕費 12160円×12か月×3/4 109440円
- ネット 3524円×5/7日×12か月 21144円
合計:189,099円
損益:290,901円-青色申告特別控除100,000円=190,901円
でもってこれをすると売却時の3000万円控除が1/4になるので750万円
家賃3万で50%を賃貸
仮に家賃を3万円で50%(1/2)の部分について30,000円で貸し出したとした場合。
収入の部
30000円×12か月=36万円
支出の部
- 固定資産税 62900円×1/2 31450円
- 火災保険料 15120円×1/2 7560円
- 他維持修繕費 12160円×12か月×1/2 72960円
- ネット 3524円×5/7日×12か月 21144円
合計:133,114円
損益:226,886円-青色申告特別控除100,000円=126,886円←これに所得税がかかる。
でもってこれをすると売却時の3000万円控除が1/2になるので1500万円
これぐらいが妥当な気がする。
妥当オブ妥当
別に儲ける気持ちはさらさらないので、この辺りが落としどころな気がする。
家賃を2万円ぐらいにすれば年間24万円で所得税も何もかかんないんだろうけど、さすがに2万てねw
神戸で駐車場借りたら3万円のご時世に家賃2万は無いかなーなんて。
ネットも光熱費も按分(あんぶん)すればもう少し経費もかかってしまうわけで。
とは言え、僕はほとんど家に居ないので、かかるとすれば、サーバーとして設置したPCの電気代と冷蔵庫(従業員用)、たまーにユニフォームを洗うのに洗濯機を使う電気代ぐらい。
多分、月の電気代とか2000円ぐらいのレベルだと思う。
僕は、この家で風呂に入ったりしないので、水道は、どうせ基本料金なのでサービス。
ただし、売却の前に別途事務所用の場所を確保して、売却時点における自宅は100%居住用になっていれば3,000万円控除を満額適用することができるらしいので、売却控除については考える必要無し。
どちらにしても家賃激安でやばい。
殿堂入りしてしまうかもしれない。
これで僕の家が事務所になって従業員が出たり入ったりして、安息の日々が失われるわけだ。
それもまぁ仕方がないか。